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自然じねん
自然(じねん)
12月、母の田舎からみかんが届く。届くといっても宅急便がくるわけでもない。

鉄道便であlる。木箱に入ったみかんを駅に取りに行くのである。

母はかごにみかんを入れ近所に配る。

添えられた手紙を読みながら「さあーお食べ」と炬燵の上にみかんが並ぶ。

50年前の師走はこんな風に始まった。


木箱は物入れや机になった。



源五郎丸さんから新米の餅米。
新大正もちというかってよく作られた品種という。
もみのがらの所が長いのが特徴で、脱穀した後、注連縄(しめなわ)を作るのにうってつけだったそうだ。
餅の大好きな小生は早速、火鉢で。


分けてもらった稲束を入り口にかけた。

ぴぃぴぃとさわがしい

すずめがこぞってついばみにきている。

こんな街中にまさかこんなご馳走が、と思ったことでしょう。


糸瓜とひょうたんしか植えなかったはずなのに・・これはどう見ても冬瓜だ。
根元をたぐってみた。これは去年売れ残った秋山郷の冬瓜を埋めたとこだ。
今夏、どんなにかこの糸瓜いや冬瓜に心和んだことか。
「りっぱな冬瓜」と声かけてくれた九州のおばちゃん、「糸瓜」と言ってる小生にさぞかし怪訝だったことでしょう。
そう、これは冬瓜である。


稲束をかけた下に暮らす愛犬ちび。

今年で17年になる。

人間の年にすると80歳ほどらしい

さすがに昨今は少々よたよたして「家」であるダンボールでだいたい寝ている。

白内障のためか目は見えない

散歩の時、溝に落ちたり、電信柱にぶつかったりする。

情けない顔を見合わせて

「小生ももう若くないよ」と初老の二人連れは

耳にイヤフォンをした若者の後ろ姿を目を細めて眺めているのである。







つづきの村火鉢に火も入りました。お待ちしてます

自然を

自然(しぜん)とは言わず

自然(じねん)と発す。

ただそれだけのことであるが

そう考える時、

生きることも死することも

その中では

一つの現象の明滅です。

あるがままに・・





さらばよ・・イサム

イサムよ

今度の旅は長そうだな

笛は持ったか

時々 吹いてや

青い空に見つけるから




そっちは賑やかそうだな

ななおにも三省さんにもよろしく

こっちはずいぶんさびしいよ

             ひで


秋野亥左牟 2011・11・23永眠

つづきの村で秋野亥左牟の絵本、絵並べてあります。どうぞ、見にきてください
by hidesannno | 2012-03-04 16:55

随筆と詩歌
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